FXを長く続けていくには勝つことよりも、負けないことが重要だと思います。
私の考えとしては、大きく儲けるよりも、大きく損することを避ける方が大切だと考えています。
100%負けないということは当然無理ですが、トータルして負けない方向に行けるよう努力することはできるはずです。
そのためには勝つためのテクニカル分析や手法ではなく、負けないためのメンタルコントロールが必要なのです。
『ナンピンはしたらダメ』というのをよく聞きます。
ナンピンとはいわゆる買い(売り)増しのことで、現在のポジションをさらに増やし平均売買価格を下げる行為をいいます。
私も何度かナンピンによって痛い目を見てきました・・・( ;∀;)
「上がると思ってポジションしたものが逆に下がってきた、でも一時的なものですぐに上がるだろう」
「上がるなら今さらに買い増しすればもっと利益がでるからナンピンしよう」
そんな軽い気持ちでナンピンしてしまうのです。
そもそも最初にポジションを持った時に上がると予想しているのに、それがハズレて下がってしまったら、もうそれ以降は自分の予想に対する信頼度はないのです。
それなのに、まだ自分の予想が正しいと勘違いしていて買い増しをし、さらに傷口を深くしてしまうという悪循環に陥るのは何故なんでしょうか?
それこそ人間の心理ともいえる部分なんですよね。
「自分の予想が間違っていたことを認めたくない」
「ポジションをマイナスで終わらせたくない」
私も負けず嫌いなのでよくわかります( ̄ロ ̄;)
しかし完全にナンピンを否定するわけじゃありません。
プロの中にはナンピンをうまく使い分けることで、非常に効率的なトレードをする人もいるみたいです。
中にはナンピンをするだけして、最終的にプラスにもっていく手法もあるらしいです。
でも私の考えは、セオリー通りでつまらないかもしれませんが、ナンピンはしないことをマイルールにしています。
どうしても買い増ししたいなら、一旦持っているポジションを損切りしてからがいいと思います。
例えば、ドル円が1ドル100円の時に1万通貨レバ100で1lotロングで取引したとします。
上がるはずが下がって95円になり、そこで更に1lotナンピンし、何とかあがって2つのポジションを98円で利確しました。
トータルで+100pips、1万円の利益になりました。
しかし、ナンピンしていなければ最初のポジションを99円で損切りし、+200pips、2万円の利益になったはずなのです。
この2倍という差はすごく大きいと思います。
この場合のロングポジションをナンピンするなら、まず保持しているポジションをロスカットし、下げ止まった頃を見極めてからポジションを持ち直すというのが最も安全な方法なのです。
でも理屈ではわかっていても、そううまくトレードできないのが、悲しい人間の性というものなんですけどね・・・
一回でもナンピンで助かった、もしくは利益が増えたという体験をしてしまったら、つい欲に駆られてもう一度したくなっちゃうんです(>Д<)
私も過去にナンピンで利益が増えたり、損失を抑えられたことが何回もありました。
その結果、また同じことがあるだろうと甘い夢をみてしまい、結局損失を拡大させてしまうことが多くあったのです。
そんなことを繰り返していくうちに、ナンピンはたしかに利益が出ることもあるけど損することの方が多いし、何より精神的によくないなと思い、どんな状況であってもナンピンはしないようにするというルールにしたほうが、わかりやすいトレードができるんじゃないかと結論付けました。
繰り返しますが、ナンピン自体は否定しません。
完全にナンピンをしないと決めるのではなく、限られた条件ではOKというルールでもいいと思います。
(上昇トレンド時にロングポジ保持で、すでに利益が出ているのが、更に買い増す場合・・・など)
自分にあった使い方をマイルールとして決めて、徹底して守れるならいずれ結果として現れると思いますので、いろいろと試してみるのもいいと思います。
とにかく最も重要なのは、ルールを守れるか、守れないかだけですよ(´・ω・`)
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