「FXを始めるんだけど、どこで口座開設すればいい?」
そんな質問を受けたので、ちょっとしたアドバイスしますね。
人は病気や怪我をしたら病院へいきます。
そして、その病状が重症なほど、より良い病院や名医と呼ばれる医者を探しますよね。
なんたって自分の命に関わることですから。
FXは命に関わることはないですが、大事なお金を扱います。
ですから、FX業者を介して取引する以上、その業者選びはとても重要になります。
どうせ取引するなら良い環境、良い条件でした方がいいに決まってますよね。
じゃあ、どういった業者がいいと思いますか?
最高のトレードをするために必要な条件は人によって違いますが、一般的に言うと大きく分けて5つあります。
①【コスト(スプレッド)の低さ】
一日に何度もトレードをする人や、スキャルメインの人には特に大事な項目です。数銭の違いでもFXでは大きな利益の差になります。
できればスプレッドの広がりが少ない原則固定のスプレッド業者であれば更に安心です。
逆にロングスイング派であれば、スプレッドはさほど気にせず、スワップポイントの高いところを重要視します。
②【約定力の強さ】
いくらスプレッドが狭くても、決めたいときに決められない「約定拒否」や、「スリッページ」が多ければ意味がありません。
ここぞ!という時にしっかり決めてくれる力が重要です。
③【サーバーの安定性】
市場が盛り上がる時は、それだけ参加者も多いというこで、各業者のサーバー負荷も増大します。
そんな時サーバーが弱い業者だとダウンしてしまい、取引が出来ずにチャンスを逃してしまうこともあるわけです。
そういった最悪の事態を防ぐためにも、サーバーの安定対策をしっかりしている業者を選ぶ必要があります。
④【取引ツールの使い勝手の良さ】
毎日のように使うものなので大事な要素です。取引ツールにもそれぞれ特徴があり、業者によって様々な工夫がなされています。
人それぞれ好みがありますが、見やすく簡単で使い勝手も良く、できれば便利な機能が揃ってるツールがいいですね。
⑤【情報の豊富さ】
為替相場の先を見通すには情報は必要不可欠。専門業者なら素人では集めきれない世界中の為替情報もまとめて得られます。
情報網が広く、提供の早い業者を選びましょう。
以上の5つが全てが完璧に揃った業者を選べれば最高なんですが、残念ながら全の項目がNo,1な業者はありません。
そんな業者があったらみんなそこだけを使うでしょう・・・(; ̄▽ ̄)ゝ”
ですが、それぞれに特徴をもち、優れた業者ならいくつかあります。
勝ち組と呼ばれるトレーダー達は、皆当たり前のように複数の業者の口座を持っています。
それにはいくつか理由がありますが、大きな理由として『使い分け』と『リスク分散』があるからです。
『使い分け』とは、トレードの状況に応じた業者の使い分けや、役割分担を指します。
スキャルではスプレッドの狭い業者でトレードし、スイングではスワップの高い業者でトレードするといった使い分けをしたり、チャートを見るのは自分の見やすい別業者のを使用したり、情報は早くて豊富な別業者を利用したりなど・・・
つまり、各業者の得意分野を活かし、自分はその一番いい部分だけを利用させてもらうのです。
そして『リスク分散』として、もし普段メインに使用している口座にサーバーダウンなどの不測の事態が起きた場合でも、チャンスの時にしっかり逃さず取引をするためにメインと遜色の無い待遇のサブ口座が欠かせないのです。
そもそも評判も条件も良い業者は、それだけ人も集まりやすいということで、サーバーにも負担がかかりやすいものです。
日によっては約定率が悪かったり不安定な時もあるでしょう。そんな時にもサブ口座があればスムーズにストレス無く取引できるのです。
FX業者は今や昔と違い、長い競争の中かなり淘汰されてきています。
新たな規制も次々とかかり、業界内での生き残り戦争は熾烈を極め皆必死です。
だからこそ他業者との優位性を強く出さなければ生き残れず、各業者それぞれに特徴が現れるのです。
幸い私達は選べる立場にいます。せかっくですから、その美味しいところだけ戴きましょう♪
ちなみに「じゃあドコがお勧めなの?」と聞かれると結構困ります・・・
というのも①のコストなんかは口座開設前にもわかるんですけど、他の項目はその人の感覚次第でどうとも言えちゃうんです。
特にツールの使い勝手なんかは人によって違うので、実際に使ってみないとわからないというのが本当のところです。
だからできることなら、メジャーどころは全部口座開設しちゃって試すのが手っ取り早いと思います。
「でも個人情報が・・・」という人もいますが、口座1つ作るのも100作るのもリスクは変わらないですよ。
私もいっぱい口座を作りましたが、今まで一度も怪しい勧誘や電話なんかもちろんありませんでしたし。
それでも参考までに使ってる口座を教えて欲しいという人がいれば、機会があったときにでも解説したいと思います。
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